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マスコミさんは責任とってくれるんでしょうかね。

むかし、おばあさんと小さな子が殺されるという殺人事件がありました。。
マスコミさんは小さな子のお父さんにロックオンし、
何の証拠もないのにお父さんを犯人扱いする映像づくりをしました。

お父さんはたまたま有名な芸術家と同じ名前だったので、
「画伯」と呼ばれ、ちまたでまことしやかに犯人だと囁かれました。

それを真に受けた大衆は、お父さんと知り合いでもなんでもなく、
その本当の人柄や普段のことをなにも知らないのに、
平気で「早く逮捕されればいい」などと言い合いました。

ある日、その会話になれきった若いモデルさんが、
家族がみんなその話をしてるという内容のブログをアップしました。
そしてモデルさんは事務所を解雇されました。

小さい子のお父さんは、犯人ではなかったのです。

たしかに解雇はモデルさんの自己責任かもしれません。

しかし、そういう間違った方向に持っていったマスコミさん達は、
いったいどういう責任を取ったのでしょう?

マスコミさん達は小さい子のお父さんをたくさんテレビに映しましたが、
「この人が犯人です」とは一言もいっていません。
映像内容を勝手に解釈したモデルさんとそのご家族に全責任がかぶせられてしまいました。

マスコミさん達はそれをまた新しいニュースにしただけでした。

そして、おなじようなことが時の首相にも行われました。

今回もマスコミさん達は首相にロックオンしました。
目立った瑕疵もないのに首相を貶める映像・番組・記事づくり。。

それを真に受けた大衆は、毎日自分達のために、分刻みで動いたり無理を言う相手とギリギリの交渉をしたり外国にひどいことをされないように先回りしたり中小企業に細やかな景気対策をしたりと頑張って働いている自分達の首相を、平気でバカにするようになりました。。

昨日もわたしは実際にそういう場面に出くわしました。

何も知らない女の子が、無邪気に首相の身体的特徴をバカにする…

悲しいことです。

女の子は何の自覚もなく、悪いことをしているとも思っていないでしょう。
いやむしろ、自分は正義感のある常識的な良い人間だと思い込んでいる可能性が高いはずです。

はたして、今現在おこっていることは、『第二の椿事件』となってしまうのでしょうか。。

談志師匠のお話に、(談志師匠、早くお元気になって下さい!)

「人間てやつは『こいつは悪い』と決めつけたら、どんなひどいことでもできるもんだ」

というようなのがあって、全くその通りだと思います。

まあそんなわけで、所詮マスコミさん達は何があっても責任は取ってくれないのでしょうから、
みなさんがそれぞれで自己防衛するしかありません。

そして自己防衛をするためには、いつだって多少の知識が必要なのです。。



by mizui2004 | 2009-08-29 14:16

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